WAWO構法とは

WAWO構法とは

1994年の米国ノースリッジ地震や1995年の阪神・淡路大震災等で多数のビル等が溶接部から破壊・倒壊した現実に気づいたことで、耐震性の高い建築鉄骨構造物の開発が国家的・地域的な重要な課題であると考えました。

従来技術の課題を解決するためには、複雑な構造を解消して無駄な材料・加工・溶接を削減することが不可欠であり、耐震等の安全性とともに経済面や環境問題等を十分に満足させる建築鉄骨構造物の製作法の開発が急務でした。

そこで、信州大学や神奈川大学と共同で、実大破壊実験などを行い鉄骨建築物の構造の簡素化と工数の低減を図るとともに、耐震強度の向上を実現する建築鉄骨製作方法の「WAWO構法」を発明したのです。

WAWO構法とは柱を横断貫通し梁と接合させる鋼板の出っ張り等をなくし、柱梁接合部の溶接量等を低減します。溶接低減40%、工期短縮20%、耐震性2.5倍(当社比)、環境改善等の効果が得られます。
この技術は(一社)建築鉄骨構造技術支援協会(SASST)の技術評価を受け、確認頂いております。